李白の漢詩
- synchronicity64
- 6月9日
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更新日:6月10日
知人から座右の銘がおくられてきました。李白の漢詩でした。
「夫天地者万物之逆旅光陰者百代之過客」
訳
天地は万物を迎え入れる旅館のようなもの、光陰は永遠の旅人のようなものだ。
素晴らしい詩ですね。
この詩を私なりに『易経』で説明致します。
易には働きがあります。
天
人
地
万物や人は天と地の間に存在します(天地は万物を迎え入れる旅館のようなもの)。易では天人地と表現します。
この宇宙は元は一元論で一つ。分化して二元論(太極図は陰陽に分かれた表現)になっています。変化しクリエーションしていきます。
太極図は一年の日陰を表しています。
一年の中に四つの四季があり、変化していきます。そして、次の年にも同じ四季があります。そして、自然はシンプルです。
変化
不変
簡易
これを易の三義と言います。
変化しクリエーションしていきます。
(光陰は永遠の旅人のようなものだ)
陽は膨張し、陰は収縮します。
この宇宙は膨張し、収縮します。
永遠に繰り返されます。メリーゴーランドの様です。
李白の詩は素晴らしい詩ですね。『易経』そのものだと私は思いました。
『易経』は自然の摂理を説明しています。占いも人倫道徳も根底に流れているのは自然摂理です。
ご参考
全文掲載のサイト
写真 渦巻き銀河と不規則銀河
明石市立天文科学館より


この文は李白の「春夜宴桃李園序」という長文の文頭にあります。できれば全文を掲載していただければなお深く理解されやすいと思います。芭蕉の「奥の細道」の文頭にも引用されています。 参考URL付けておきます。 ① 春夜宴桃李園序:李白
② 李白 春夜宴桃李園序 詩詞世界 碇豊長の詩詞:漢詩 libai