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頼山陽が名付けた小赤壁

  • 執筆者の写真: synchronicity64
    synchronicity64
  • 5月13日
  • 読了時間: 1分

姫路市木場の海側に『小赤壁(しょうせきへき)』と呼ばれる地があります。小赤壁の名の由来は、中国揚子江中流にある赤壁に思いを馳せて頼山陽先生が名付けられました。

 姫路藩家老、河合寸翁が設立した仁寿山校に招かれていた頼山陽先生は、文政8年(1825)秋、この海で舟を浮かべて月見の宴を開かれたそうです。この小宴席で、宋代の詩人・蘇軾(そしょく)の長江の詩、「赤壁賦(せきへきふ)」が詠まれ、この時、頼山陽先生が「小赤壁」と名づけられました。周辺は野路菊の群生地としても知られています。木庭山の断崖絶壁である小赤壁は高さ約50m、長さ約800mあります。儒学者、陽明学者、哲学者、執筆者で姫路市白浜町出身の岡田武彦先生はこの岩壁沿いを泳いでおられました。岡田武彦先生の身体は、この白浜町と木場の海で鍛えられたものと推察します。


小赤壁を南西から撮った写真
小赤壁を南西から撮った写真
小赤壁を南東から撮った写真
小赤壁を南東から撮った写真
野路菊(のじぎく)の群生地
野路菊(のじぎく)の群生地


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