日本文化とは、何でしょうか。

10月2日
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【日本文化の根底にある「崇物の心」】
日本文化とは、何でしょうか。
私は、その根底に「崇物(すうぶつ)の心」があると考えています。崇物とは、人だけでなく、物や自然、森羅万象を尊び、感謝する心です。
食事の前後に「いただきます」「ごちそうさま」と感謝を伝えること。大木や巨岩に畏敬の念を抱き、御神木や磐座として祀ること。さらに、針供養、筆供養、人形供養、魚供養など、役目を終えた物や命にも感謝を捧げること――。
そこには、「あなたも私も、共に生きる存在である」という共生の思想が流れています。
この精神は、天と人と自然を一体として捉える「天人合一」の思想にも通じます。そして私は、その奥に、自然の摂理を説く『易経』の精神が息づいているように思います。
自然や物を尊び、余分なものを取り去り、本質を大切にする心。その流れは、岡田武彦先生が説かれた「簡素の精神」へとつながっているのではないでしょうか。
日本文化を海外の方々へ伝えるとき、礼儀作法や形式だけでなく、「なぜ日本人は自然や物を尊び、譲り合い、感謝するのか」という精神的な背景から語ることが大切です。
私の郷里・姫路市白浜町の大先輩である岡田武彦先生は、その日本人の心を『崇物論―日本的思考―』や『簡素の精神』の中で深く考察されています。
【出典・参考】
岡田武彦『崇物論―日本的思考―』
岡田武彦『簡素の精神』
※『易経』とのつながりについては、赤松 昇の考察です。


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同感です。 現代では、ややもすると「強い人」や「目立ちたがりや」が脚光を浴びる、競争社会とも取れますが、病気などすればもともと人間は大変「弱い存在」であることが自覚されます。自然とも共生し感謝の念を抱きつつ、相互扶助の「簡素の精神」で生きるのが天道に叶った理想の社会だと思へます。